ハマスタの暗転。

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ハマスタの照明がLEDになって何年も経つ。当時はLEDの残像でフライを落球してしまう、なんていう事件もあったが、いろいろ改良もあったのだろうと思う。水銀灯と違ってすぐに再点灯できるということで、ヒーローインタビューや、イベント日(光るグッズを配布する日など)に、場内を暗転させて盛り上げる演出はすっかり定着した。はっきり言ってめちゃくちゃかっこいい。暗闇の客席に無数のペンライトがあふれ、お立ち台の選手がキラキラ光っているシーンは、ファンならば文句なしにグッとくる構図だと思う。

しかしここ最近は、ちょっとやりすぎなんじゃないか、と感じる場面が増えてきた。わりかし残念なので、あえて反対意見を書いてみよう。(続く)

まず、5回裏の「ハッピースターダンスコンテスト」。以前からあった定番イベントで、客席でファンがダンスを踊るイニング間の催し。目立ってカメラに選ばれると観戦チケットがプレゼントされる。ただ、ハマスタの座席は正直言って狭く、傾斜も急だ。暗い環境で足を踏み外したりしないか、ちょっと心配になる。イニング間なので歩いて出入りする人もたくさんいて、暗いと危険だ。

そもそも、5回裏のイベントで長々とダンスができるのは、このタイミングがグラウンド整備の時間だからなのだが、こんな暗い中でグラウンド整備をするというのは問題ないのだろうか? 明るい環境で丁寧に整備してもらって、きちんとした試合運営につなげてほしいと考えると、暗転は本末転倒だと感じざるを得ない。

また、9回表にベイスターズのクローザーが出てくる時も何故か暗転する。このイニング間、相手チームはなんとかして試合をひっくり返そうと準備をしていると思うから、暗転なんてしないで、9回の攻撃準備に集中してもらったほうがいい。その上でクローザーには声援を送り、最後にいい勝負を見せてもらいたい。暗転が試合に水をさしているような感じで相手チームへのリスペクトに欠ける気がするのだ。これもあまり好きになれない。

まあひねくれた意見なんだろうけどね...。安全だったり野球そのものが優先って思う人もいるっていうことで。